TATARAはスカルプテッドプリムを作成する専用ツールでしたが,6.0よりセカンドライフのMeshとして利用できるColladaファイルを出力することができるようになりました。
TATARA 6.0.203以降ではLODのLowestと直方体の物理オブジェクトのファイルも出力できるようになりました。
TATARA 6.0はスカルプテッドプリムをメッシュに変換できるだけでなく,複数のスカルプテッドプリムを1つのメッシュオブジェクトとして出力することができます。
TATARA 6.0 は http://kanae.net/secondlife/tatara.html よりダウンロードできます。TATARA 6.0はシェアウエアです。 セカンドライフの中でシリアルボックスをご購入いただき,シリアルボックスが話すパスワードにより登録をしてください。
※Second Life Viewer 3.2.1(244864)には,物理シェイプのファイル指定に不具合があります。また,アップロードしたmeshが裏返る不具合もありますので,Betaビュアを使ってアップロードされることをおすすめします。(ビュアの問題が解決したらこの注意書きは削除する予定です。)
TATARA 6.0 でColladaファイルを作る
FileメニューのNewを選択し,スカルプテッドプリムの縫い目とサイズを指定します。
複数プリムは1つのColladaファイルとして出力します。
*スカルプトマップファイルやKANAE XMLファイルをオープンすることもできます。
コントロールポイントを動かしてオブジェクトを編集します。
編集の方法についてはチュートリアルブログをご確認ください。
FileメニューのSaveを選択してファイルを保存します。
”Save as Type(ファイルの種類)”でCollada Fileを選択します。
ColladaのOptionダイアログが表示されます。
Save lowest/low/medium/high LoDとSave Cube Phisics Shapeを選択して,OKボタンをクリックします。
テクスチャファイルには自動的にファイル名に-txが追加されます。 例えば,あなたが"mesh.dae"をファイル名に指定すると,TATARAは"mesh-tx.png"ファイルをテクスチャとして出力します。
-Save .dae and .obj File - Colladaファイルと同じテクスチャ情報を持つOBJファイルを同時に出力します。(SOMATOで簡単にテクスチャを作るための機能です。)
-Save lowest/low/medium/high LoD - 4つのLevel of DetailのColladaファイルを出力します。ファイル名に自動的にそれぞれ"-high"/"-medium"/”-low”/”-lowest”が追加されます。例えば,あなたが"mesh.dae"をファイル名に指定すると,TATARAは"mesh-high.dae","mesh-medium.dae","mesh-low.dae","mesh-lowest.dae"を出力します。
-Save Cube Phisics Shape – オブジェクトを内包する立方体のシンプルな物理シェイプを作成します。ファイル名に自動的に"-physics"が追加されます。例えば,あなたが"mesh.dae"をファイル名に指定すると,TATARAは"mesh-physics.dae"を物理シェイプとして出力します。
-Optimize vertics オプション
--Not Optimize vertics - スカルプテッドプリムと全く同じ構成のColladaファイルを出力します。
--Optimize vertics -スカルプテッドプリムと同じテクスチャ情報(UVMap)を持つColladaファイルを出力します。
--Optimize vertics - スカルプテッドプリムとほぼ同じテクスチャ情報(UVMap)を持つColladaファイルを出力します。グラフィックツールでテクスチャを作らなくてはならない場合があります。
Colladaファイルをインワールドへアップロード
TATARAが出力したColladaファイルをSecondlifeのMeshとして利用しましょう。
ビュアを起動して,BuildメニューのUpload - Modelを選択します。
TATARAが出力したHigh LODのColladaファイルを指定します。
以下のようなUpload Modelダイアログが表示されます。
あなたの判断でThis model represents..を指定して下さい。それを指定しなくてもメッシュをアップロードできます。
MediumのSourceのドロップダウンリストのLoad from Fileを選択します。
Browse..ボタンをクリックして,Medium LODのColladaファイルを指定します。
LowのSourceのドロップダウンリストのLoad from Fileを選択します。
Browse..ボタンをクリックして,low LODのColladaファイルを指定します。
LowestのSourceのドロップダウンリストのLoad from Fileを選択します。
Browse..ボタンをクリックして,lowest LODのColladaファイルを指定します。
物理シェイプを指定しましょう。Physicsタブをクリックします。
Step 1:Level of DetailのドロップダウンリストのFrom fileを選択します。
Browse..ボタンをクリックして,physicsのColladaファイルを指定します。
物理シェイプが黄色の直方体で表示されます。もしあなたが物理シェイプに穴を持たせたいなら,lowestまたはlowを物理シェイプとして指定して下さい。
より物理シェイプを加工したいときには以下のステップを実行して下さい。
Upload optionsではスケールの指定ができます。
Previewの右下のDisplay..オプションのTextureをチェックすると,Colladaファイルに指定されたテクスチャがプレビューできます。
Include texturesをチェックすると,テクスチャも一緒にアップロードできます。テクスチャはメッシュオブジェクトとは別にアップロードされ,1枚につき10L$かかります。
Caliculate weights & feeボタンをクリックします。インワールドにアップロードする価格とウエイトが計算され表示されます。
Uploadボタンをクリックすると,Colladaファイルがオブジェクトとしてインベントリにアップロードされます。
インベントリからRezすると以下のようになりました。
メッシュオブジェクトが完成しました。
毎週土曜日深夜0:00よりNagasaki CityでKANAE PROJECTの最新情報やMeshについてお話ししています。是非おいでください。