NOMIはスカルプテッドプリムを作成する専用ツールでしたが,4.0よりセカンドライフのMeshとして利用できるColladaファイルを出力することができるようになりました。
NOMI 4.0.48以降ではLODのLowestと直方体の物理オブジェクトのファイルも出力できるようになりました。直方体の物理オブジェクトは,スカルプテッドプリムと同じ物理シェイプでもかまわないケースに利用して下さい。
NOMI 4.0はスカルプテッドプリムをメッシュに変換できるだけでなく,複数のスカルプテッドプリムを1つのメッシュオブジェクトとして出力することができます。
NOMI 4.0 はhttp://kanae.net/secondlife/nomi.html よりダウンロードできます。NOMI 4.0はシェアウエアです。 セカンドライフの中でシリアルボックスをご購入いただき,シリアルボックスが話すパスワードにより登録をしてください。
NOMI 4.0でColladaファイルを作る
NOMIを起動し,FileメニューのNew Projectを選択します。
Newダイアログでプロジェクトのタイプとサイズを選択します。NOMI 4.0は複数のスカルプテッドプリムの出力にも対応していますので,1プリムより多い頂点数を選択できます。常に1つのオブジェクトとにまとめてColladaファイルは出力します。
FileメニューのLoad Base Pictureを選択し,ベースとなる画像を読み込みます。
ViewメニューのLoad Height Dataを選択して,高さの画像を読み込みます。白いところは高く,黒いところは低くなります。
これらのイメージはNOAA(http://www.ngdc.noaa.gov/mgg/topo/globe.html) からダウンロードしたデータをBIL2BMP(http://kanae.net/secondlife/bil2bmp.html)で編集して作ることができます。BIL2BMPはフリーウエアです。BIL2BMPでイメージを作成する方法はN02 3D地図を作る /N04 島を作る を見てください。
編集ペインの下にあるOval Thickness と Relief Heightを調整してレリーフの高さを調整します。
Fileメニューの"Save Sculpted Prim / Collada"を選択します。
”Save as Type(ファイルの種類)”でCollada Fileを選択します。
ColladaのOptionダイアログが表示されます。
Save lowest/low/medium/high LoDとSave Cube Physics Shapeを選択して,OKボタンをクリックします。
テクスチャファイルには自動的にファイル名に-txが追加されます。 例えば,あなたが"mesh.dae"をファイル名に指定すると,NOMIは"mesh-tx.png"ファイルをテクスチャとして出力します。
-Save .dae and .obj File - Colladaファイルと同じテクスチャ情報を持つOBJファイルを同時に出力します。(SOMATOで簡単にテクスチャを作るための機能です。)
-Save lowest/low/medium/high LoD - 4つのLevel of DetailのColladaファイルを出力します。ファイル名に自動的にそれぞれ"-high"/"-medium"/”-low”が追加されます。例えば,あなたが"mesh.dae"をファイル名に指定すると,NOMIは"mesh-high.dae","mesh-medium.dae","mesh-low.dae","mesh-lowest.dae"を出力します。
-Save Cube Phisics Shape – オブジェクトを内包する立方体のシンプルな物理シェイプを作成します。ファイル名に自動的に"-physics"が追加されます。例えば,あなたが"mesh.dae"をファイル名に指定すると,NOMIは"mesh-physics.dae"を物理シェイプとして出力します。
-Optimize vertics オプション
--Not Optimize vertics - スカルプテッドプリムと全く同じ構成のColladaファイルを出力します。--Optimize vertics - スカルプテッドプリムと同じテクスチャ情報(UVMap)を持つColladaファイルを出力します。
--Optimize vertics - スカルプテッドプリムとほぼ同じテクスチャ情報(UVMap)を持つColladaファイルを出力します。グラフィックツールでテクスチャを作らなくてはならない場合があります。
Colladaファイルをインワールドへアップロード
NOMIが出力したColladaファイルをSecondlifeのMeshとして利用しましょう。 ビュアを起動して,Meshの利用できるSIMのオブジェクトをRezできるパーセルに移動します。
BuildメニューのUpload - Modelを選択します。
NOMIが出力したHigh LODのColladaファイルを指定します。
以下のようなUpload Modelダイアログが表示されます。
あなたの判断でThis model represents..を指定して下さい。それを指定しなくてもメッシュをアップロードできます。
MediumのSourceのドロップダウンリストのLoad from Fileを選択します。
Browse..ボタンをクリックして,Medium LODのColladaファイルを指定します。
LowのSourceのドロップダウンリストのLoad from Fileを選択します。
Browse..ボタンをクリックして,Low LODのColladaファイルを指定します。
LowestのSourceのドロップダウンリストのLoad from Fileを選択します。
Browse..ボタンをクリックして,Lowest LODのColladaファイルを指定します。
物理シェイプを指定しましょう。Physicsタブをクリックします。
あなたが物理シェイプのランドインパクトを小さくしたいなら,Step 1:Level of DetailのドロップダウンリストのFrom fileを選択します。
Browse..ボタンをクリックして,physicsのColladaファイルを指定します。
あなたがオブジェクトのシェイプを物理シェイプとして使いたいなら,Step 1:Level of DetailのドロップダウンリストのLowを選択します。
より物理シェイプを加工したいときにはダイアログの以下のステップを実行して下さい。
Upload optionsではスケールの指定ができます。
Previewの右下のDisplay..オプションのTextureをチェックすると,Colladaファイルに指定されたテクスチャがプレビューできます。
Include texturesをチェックすると,テクスチャも一緒にアップロードできます。テクスチャはメッシュオブジェクトとは別にアップロードされ,1枚につき10L$かかります。
Caliculate weights & feeボタンをクリックします。インワールドにアップロードする価格とウエイトが計算され表示されます。
Uploadボタンをクリックすると,Colladaファイルがオブジェクトとしてインベントリにアップロードされます。
インベントリからRezします。
あなたがアップロードした物理シェイプを指定したいなら,EditフロータのFeaturesタブを選択し,Physics Shape TypeをConvex HullからPrimに変更します。
すると,以下の図のようにあなたは3D地図に入ることができます。
毎週土曜日深夜0:00よりNagasaki CityでKANAE PROJECTの最新情報やMeshについてお話ししています。是非おいでください。